歓迎会で締めの挨拶をする人必見!TPOにあわせた例文やポイントも紹介!
歓迎会での締めの挨拶は、新しく仲間入りした人への歓迎の気持ちを再確認し、会を締めくくる重要な役割を担っています。しかし、どのような内容で話せばいいのか、適切な手締めの方法は何かなど、不安に感じる方も多いでしょう。
この記事では、歓迎会における締めの挨拶の目的や種類、例文、そして成功のポイントまで詳しく解説します。TPOに合わせた適切な締めの挨拶で、心に残る歓迎会を演出しましょう。
歓迎会での締めの挨拶の目的
歓迎会における締めの挨拶には、大きく分けて2種類あります。ひとつは「中締め」で、もうひとつは最後に行う「締め」です。
この2つはそれぞれ異なる目的を持っており、会の流れや雰囲気づくりに重要な役割を果たします。中締めと締めの違いを理解して適切な挨拶をすることで、より印象的な歓迎会を演出できるでしょう。
ただし、歓迎会によっては中締めと締めのどちらか一方のみが行われる場合もあるため、状況に応じて対応することが大切です。
中締めの挨拶の目的
中締めは、歓迎会の途中で行われる締めのことです。その主な目的は、会の雰囲気を整理し、参加者の気持ちを新たにすることです。
また、途中で退席する人の退席をしやすくする役割も果たします。さらに、一度締めることで、参加者同士のさらなる交流を促進する効果もあります。適切な中締めは、歓迎会の後半戦への橋渡しとなり、会の盛り上がりを持続させるでしょう。
締めの挨拶の目的
一方で、締めの挨拶は文字通り歓迎会の最後に行われるものです。その主な目的は、会全体を統括し、参加者や幹事へ感謝の意を表すことです。
新しく迎えた方への期待や励ましの言葉を改めて伝え、組織の一員としての自覚を促します。また、今後の抱負や目標を共有することで、参加者全員の意識を高められます。
適切な締めの挨拶は歓迎会の余韻を参加者の心に残し、翌日からの仕事へのモチベーションにもつながるでしょう。
一本締めが主流?
歓迎会の締めには、手締めが付きものです。中でも一本締めが最もポピュラーですが、実はTPOに応じて適切な手締めを選ぶことが大切です。
一本締め以外にも三本締めや一丁締めなど、さまざまな種類があります。それぞれの特徴や使い分けを理解することで、より場に適した締めを選択できます。ここからは、主な手締めの種類と特徴、使用するシーンを詳しく見ていきましょう。
一本締め
一本締めは、最も一般的な手締めの方法です。「いよ~お」と掛け声をしてから「パ・パ・パン、パ・パ・パン、パ・パ・パン、パン」と手拍子をします。
シンプルで覚えやすく、どのような場面でも使いやすいのが特徴です。後ほど説明する三本締めを簡略化したもので、カジュアルな歓迎会や時間に制約があるシーンに適しています。
参加者全員が一体感を得られるため、チームワークの強化にも効果的ですが、格式の高い場面では物足りなさを感じさせる可能性もあるため、TPOをしっかり見極めましょう。
三本締め
三本締めは、一本締めよりも少し格式高い印象をあたえる手締めです。まずは「いよ~お」と掛け声をしてから「パ・パ・パン、パ・パ・パン、パ・パ・パン、パン」と手拍子します。
その後に「よっ」ともう一度掛け声をしてから「パ・パ・パン、パ・パ・パン、パ・パ・パン、パン」と手拍子します。続けて「もう一本」と合いの手を入れて「パ・パ・パン、パ・パ・パン、パ・パ・パン、パン」と手拍子をして終了です。
最後に「ありがとうございました」と言って、全員で拍手をします。手拍子を3セット行うことから、三本締めと呼ばれています。三本締めは、オフィシャルな歓迎会や特別な意味を持たせたいシーンにぴったりです。
一丁締め
一丁締めは、主に首都圏で見られる一般的な締め方で、関東一本締めとも呼ばれています。一丁締めは、シンプルさが特徴で1回の手拍子で完結します。
一本締めと間違われないために、主催者が「1回だけ手を打ちます」といった具体的な指示をした後で「いよ~お」と掛け声をし、1回だけ手拍子をして終了です。終了後の拍手やお礼なども行いません。
一丁締めは、騒音が問題視される静かな場所で選ばれることが多いです。フォーマルな雰囲気を保ちつつ、効率的に会を締めくくりたい場合におすすめです。
歓迎会での締めの挨拶の例文
締めの挨拶の内容は、歓迎会の雰囲気や参加者の構成によって大きく異なります。ここでは、カジュアルな場合とオフィシャルな場合の2つのシーンに分けて、適切な例文を紹介します。
状況に応じて言葉を選び、誠意を持って伝えることで、印象に残る締めの挨拶となるでしょう。
カジュアルな歓迎会の場合
「皆さん、本日は長時間お付き合いいただき、ありがとうございました。新しく仲間入りした○○さんを囲んで、楽しい時間を過ごせたことを嬉しく思います。
○○さん、改めて我が社へようこそ。これからは同じ船に乗る仲間として、一緒に頑張っていきましょう。
きっと大変なこともあると思いますが、困ったことがあればいつでも相談してください。我々も全力でサポートしていきます。
それでは最後に、○○さんの今後の活躍を祈って、一本締めで締めたいと思います。ご唱和ください。いよ~お」
オフィシャルな歓迎会の場合
「ご指名に預かりました、○○部の○○と申します。宴もたけなわではありますが、この辺で一旦締めさせていただきたいと思います。
本日は、新たに当社の一員となりました○○さんの歓迎会にご参加いただき、誠にありがとうございました。○○さん、改めまして当社へのご入社、心より歓迎申し上げます。
本日の歓迎会を通じて、当社の雰囲気や社員の温かさを感じていただけたのではないかと思います。○○さんには、これからその豊富な経験と高い専門性を存分に発揮していただき、当社の発展に寄与していただけることを期待しております。
我々一同、全力でサポートさせていただく所存です。それでは最後に、○○様のご活躍と当社の更なる飛躍を祈念いたしまして、三本締めで締めくくりたいと存じます。
ご唱和ください。いよ~お!」
締めの挨拶のポイント
締めの挨拶を成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、とくに注意すべき2つのポイントについて詳しく解説します。
簡潔に済ませる
締めの挨拶は、短く簡潔に済ませることが重要です。長々と話し続けると、参加者の集中力が途切れてしまい、その場が白けてしまうでしょう。
また、歓迎会の終盤では参加者の疲れも出始めている可能性があります。そのため、核心を突いた内容を2〜3分程度で話すのが理想的です。
新入社員への歓迎の気持ちや感謝の言葉、そして今後の抱負や期待を簡潔にまとめることで、参加者全員の心に残る締めの挨拶となるでしょう。
大きな声で
締めの挨拶は、大きな声ではっきりと話すことが重要です。歓迎会の終盤では、会場内がにぎやかになっていることも多く、小さな声では参加者全員に聞こえないかもしれません。
また、ゆっくりと話すことも重要です。緊張するとつい早口になってしまいやすいですが、相手に伝わることを第一に、大きな声でゆっくりと話しましょう。
まとめ
歓迎会での締めの挨拶は、新しい仲間を迎え入れる会の締めくくりとして、大きな意味を持ちます。TPOに合わせた締めの挨拶を行うことで、心に残る歓迎会を演出できるでしょう。
締めの挨拶を成功させるためには、準備も重要です。「景品の虎」では、歓迎会や送別会などの各種イベントにぴったりの景品を豊富に取り揃えています。
新入社員への贈り物やゲーム大会の賞品など、さまざまな用途に対応可能です。景品を用意することで歓迎会がより一層盛り上がり、締めの挨拶も自然と熱のこもったものになるでしょう。歓迎会の準備の際は、ぜひ「景品の虎」をご活用ください。